トゥーランドット

今日はオペラを見に行ってきました。
おっと、「今日は何人で行ったんだよ?」っていうツッコミは無しだぜ?笑
ソフィア国立歌劇場管弦楽団、「トゥーランドット」。
このオペラを通して見るのは初めてだったのだけど、素晴らしかったね。音楽がすごく良かった。
ストーリーはちょっとどうかと思うんだけどね。
あらすじ(ネタバレ)はこんな感じ。


遠い昔、遙か彼方の銀河系で・・・じゃなくて、いつとも知れない伝説時代の北京でのお話。
主な登場人物は、中国の姫トゥーランドットトゥーランドットの父である皇帝アルトゥーム、トゥーランドットに恋する異国の王子カラフ、カラフに思いを寄せる召使いリュー。あとは、王子の父や大臣達など。
中国の美しい姫、トゥーランドットは、求婚してくる男性に対し、彼女の出す謎が解ければ結婚、解けなければ死刑、というハードな条件を出す。これまで様々な男が謎に挑戦するが、皆、首を落とされる羽目になっている。しかし、カラフは、トゥーランドットに一目惚れしてしまい、父やリューの制止も聞かず、求婚してしまう。
トゥーランドットはカラフに3つの謎を出すが、意外にも頭の回るカラフは謎を全て解く。すると、トゥーランドットは、自分が出した条件で散々男達の首を飛ばしてきたくせに、「やっぱり結婚は嫌!」と、わがままを言う。
それに対してカラフは、調子に乗ってしまったのか何なのか、「それでは、私も1つ謎を出しましょう。私の名前は、ここでは誰も知らないはず。夜明けまでにそれを知ることができたなら、私は死んでみせましょう。」と、よく分からない約束をしてしまう。
よほど結婚が嫌らしいトゥーランドットは、北京の街に、「何としても夜明けまでに求婚者の名前を解き明かせ。さもなくば、お前達はみな死刑だ!」と、無茶苦茶な命令を出す。凄まじいとばっちりを受けた北京市民は大混乱に陥る。ここでカラフが歌うのが、かの有名なアリア、「誰も寝てはならぬ」である。
さて、ここにもとばっちりを受けた者が二人。カラフの父と召使いのリューである。彼らは求婚者の名を知る者として捕らえられる。リューは拷問を受けるが、カラフを愛するが故に、名を明かすことを拒んで自殺してしまう。
カラフは一応リューの死を悼むが、すさまじいスピードで立ち直り、トゥーランドットの唇を強引に奪う。すると、カラフはよほどのテクニシャンなのか、あっけなくトゥーランドットはカラフを愛するようになってしまう。ここでカラフは自分の名を明かす。
皇帝の前に歩み出る二人。トゥーランドットは、「彼の名は・・・『愛』です。」と、謎の発言を残し、人々は愛と皇帝を賛美して歌う。幕。


さて、少しばかりひねくれた書き方をしたが、概ねこんな感じだと僕は思う。ファンの人はごめんなさい。
しかしね、これじゃあ、あまりにもリューがかわいそうじゃないか。僕は納得できないぞ。
まぁ、話はともかく、久しぶりにオペラを見れて、音楽も素晴らしくて、今日は満足です。
帰りの足は、バスやタクシーという選択肢もあったが、結局1時間かけて歩いて帰りました。余韻に浸りたくてね。今日は星もよく見えたし。さっさと帰っちゃうと、ご飯食べて、お風呂入って・・・と、現実世界に引き戻される感じがしてさ。


追記
余韻に浸りながら帰ったら、ちょうど「サイゼリアのピザからメラミン検出」のニュースをやってました。僕、前の大学時代は週1くらいで食べに行ってたんですよね・・・。これだから現実世界は嫌だ。苦笑