当たるも当たらぬも

タバコ、値上がりするんだっけ?まぁ、それはいいとして、トイレに吸い殻捨てるのはやめて欲しいね。
「おたくの灰皿にションしたりはしない、だからうちの便器に吸いがら捨てないで」(カート・ヴォネガット・ジュニア『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』より)
はい、ということでね、今日もバイトでした。
今日はイベントでね、手相の占い師さんが来たんですよ。占い本のフェアをやってて、本をご購入いただいたお客様に占いをしていただいたんです。
僕も占ってもらったんですよ。
まぁ、僕は占いとか運命とかって好きじゃないんだけどね。スタッフみんな盛り上がってたんで、僕一人冷めてるのも悪いかな、と。笑
占ってもらったのは、恋愛運、才能、仕事運。恋愛運は興味なかったんだけど、先輩がどうしても聞けって。苦笑
で、その結果は。
恋愛運。
手を見たとたん、「お!今、好きな人がいますね〜!」、と。
残念、はずれ。いわゆる「好きな人」というのはいませんね。僕にはそういう思考回路はないですよ。笑
それで、「はずれです。」と言おうとしたんだけど、そこで思った。今日の僕はお客じゃない。スタッフだ。この人は今日のイベントのためにわざわざ来てくれた。このイベントが好評ならまたお願いすることもあるだろう。ここであまり印象を悪くするのは好ましくない。しかし、嘘もつきたくない。さぁ、どうする!?己の信念か?会社の利益か?
そして、僕は答えた。
「はい、いるんですよ〜。えへへ。」
会社の歯車に己など必要ない。
まぁ、僕は広い意味で言えば、可愛い女の子はみんな好きだ。その意味で嘘はついていない。
占いの続き。好きな子がいるなら、すぐに食事に誘え、もっと攻めろ、後悔するならアタックして後悔しろ、と。
う〜ん、占いというか一般論な気も。笑
次、才能。
音に関する才能は、普通の人に比べてずば抜けて高い、と。
さすが、やっぱり分かる人には分かるんだな!僕の溢れる才能が!…まぁ、最初に音大行ってるって言ったからね。笑。こんなことで喜んでもしょうがない。
仕事運。
今の学校や先生と非常に相性が良いので、このまま勉強を続けて、研究者になると良い、と。簡単に言ってくれるな。苦笑
まぁ、今日の占いは僕にとっては話のネタ程度の位置付けですね。
しかし、僕はあまり好きではないが、占いの全てがでたらめとは言えないかもしれないとも思う。一応系統立てられた知識の集積のようですし。統計学の一種という主張もあるみたいですね。
夕焼けが見えたら次の日は晴れ、燕が低く飛べば雨が降る、といった話のように、原理を知らなくとも、経験から導きだされた知識というのもありますし。
今日あった手相に絞って考えてみると、健康診断くらいならできても不自然じゃない気はします。(西洋医学の見地から言ってどの程度有効かはわかりませんが。)
そして、例えば手相から体のどこかが慢性的に痛む、という症状を読み取れたとしましょう。それから、痛みというストレスに常に晒されている人間の性格は短気である、と推測する、短気な人は人間関係にトラブルを抱えている、と推測する…といったように発展させていけば、手相からその人間についての様々な情報をひきだせる、というのは、全く筋の通らない話とも言えないかもしれない。
まぁ、例外だらけだとは思いますけどね。笑