’09WBC東京ラウンド

やぁ、またまた久しぶり。
惜しかったですね、WBC東京ラウンド決勝戦
まぁ、僕は、まずはいい試合が見られたら満足、というスタンスなので、ものすごく残念、ということはないんですけど。もちろん、いい試合で日本が勝つのがベストですけどね。
今回のWBC、僕は24日の対オーストラリア強化試合を見に行ったんです。
オーストラリアがベストメンバーじゃなかったこともあって、あまりいい試合ではなかったですけどね。しかし、観客が、オーストラリアのメンバーにもしっかり拍手を送ったり、会場でオーストラリアの山火事の復興支援の寄付を募ったり、スポーツを通した国際交流、という面では良かったと思います。
僕は3年前の大会の時も強化試合(あのときは対ロッテだったな。)を見に行ったんですよ。前回大会に比べると、良くも悪くも、より盛り上がってますね。
多くの人が関心を持つ、というのは良いことだと思うんですよ。にわかファンでも、(ちゃんと『試合を』見てるなら)別にかまわないと思う。新しいことに興味を持つって素敵なことだし。
しかしね、「絶対勝てる」とか、「絶対勝たなければならない」とか、「優勝以外は無価値だ」といったスタンスには、僕は疑問がありますね。選手は、そういう気持ちを持つ必要もあるでしょうけど、応援する側の問題としてね。ファンやメディアは、北京で反省すべき点はあったと思いますよ。
そもそも、他のスポーツでもそうでしょうが、野球は特に常勝が難しいスポーツですからね。2日前に14点取った相手から今日は1点も取れない、というものですし。日本シリーズのように数試合戦って勝敗を決する場合はともかく、WBCのように一発勝負の場合は、力があっても、勝ち上がれないケースも多いでしょう。
(僕って冷めてます?笑)
さて、今日の試合。なかなかいい試合だったと思いますよ。両ピッチャーが好投して、締まってたからね。守備でも好プレーがあったし。4回表、セカンドランナーが飛び出してたのを城島が刺したプレーは、隙の無さにしびれましたね。
好プレーと言えば、今日の試合ではないけど、先日の韓国戦でみせたプレーが、僕の中で、この東京ラウンドベストプレーですね。
3対0で日本リードの1回裏、1アウト1塁。バッター、キム・ヒョンスの打球はライト前へ、1塁ランナー3塁を狙う、ライトイチロー3塁へ送球、バッターランナーその隙に2塁を狙う、サード村田3塁アウトは無理と判断して送球を前で捕って2塁送球、2塁でバッターランナーアウト。というプレー。
このプレーは大きかったですね。この後、キム・デギュンに2ランを喰らいましたが、単純に考えると、このプレーが無ければ3ランで同点でしたから。そうしたら流れが違ったはずですよ。
僕はチェックできてないんだけど、このプレーについて何か選手のコメントはあったんですかね?2塁でアウトを取る、というのは最初からイメージにあったんでしょうか?3塁でアウトを取るのは、難しい状況だったと思うんです。だから、2塁は取られないという計算が無いと、3塁には投げないと思うんですよ。もし、敢えて3塁に送球して、バッターランナーをおびき寄せて、送球を前で処理して2塁でアウトを取る、という作戦だったら、すごいですよね。
さて、日本選手団は、今夜すぐにアメリカに発つらしいですね。アメリカでも、いい試合を期待しましょう。