人の営みの限界

今朝は時間が空いていたので、家族の送迎で運転してきました。今は電車で広島に向かっているところ。今日はソフトの練習なんだ。
車が手もとに来てから3週間くらいかな?そろそろ慣れてきましたよ。もちろん、油断禁物だけどね。
だけど、どうやら僕の運転技術は家族に全く信用されていないらしく、この前萩まで運転したときなんか、助手席の義兄は、デジカメ持って「事故があったらこれで現場を撮って証拠にするんだ!」とよく分からないはりきりを見せ、留守番のばぁさまは戦地に旅立つ息子を見送る母親のようにいつまでも手を振っていました。やれやれ。苦笑
ところで、車内のBGMはシューベルトのピアノのアルバムにしています。村上春樹の「海辺のカフカ」にシューベルトピアノソナタを聴きながら車を運転するシーンがあるんだけど、そのシーンが好きなんです。
そのシーンで出てくる台詞。「僕はニ長調ソナタに耳を傾け、そこに人の営みの限界を聞きとることになる。ある種の完全さは、不完全さの限りない集積によってしか具現化できないのだと知ることになる。それは僕を励ましてくれる。」
なんかいいですよね。