重大なでき事

今日は、広島ドイツリート協会創立15周年・広島ドイツリート協会合唱団創立10周年記念演奏会「イェルク・ムデスと共に」に行って来ました。
2部構成で、第1部がイェルク・ムデス伴奏による合唱、第2部がイェルク・ムデスによるピアノ独奏。
イェルク・ムデスってのは世界的なピアノニストで、僕が持ってるCDもすごくいいんです。
でも、今日の演奏会はショックでした。第2部のシューマンの「子供の情景」、その中でも特に有名な「トロイメライ」を演奏していた時の話。この時、お客さんの中に咳こんでしまった人がいたんです。何回かゴホゴホと。そしたらイェルクが突然客席に向かって何か怒鳴って演奏を止めてしまったんです。それから「トロイメライ」の頭から弾き直したんですけど。
気持ちは分からないことはないです。自分の演奏中に雑音が入ったらそれは嫌でしょう。もちろん客も守るべきマナーはある。だけど、今回はケータイを鳴らしたわけじゃない。咳が出たのはある程度仕方ないじゃないですか。会場内は乾燥してるし、この時期だし風邪をひいてたのかもしれない。それなのにあんな振る舞いをするなんて!
なんだか悲しいです。