かっぱえびせんはどうして『かっぱ』なのか?」というのが僕の幼少の頃からの大きな疑問でした。しかし、今回その疑問にようやく終止符を打つことができたので、その話。
そもそもこの疑問の答えを見つけたのは長崎で訪れた中の茶屋でのことでした。現在、中の茶屋には清水崑さんという長崎出身で昭和に活躍された漫画家の作品が展示されているんです。
それで清水崑さんの代表作に「かっぱ天国」という作品があるんですね。1953年に発表されたこの漫画は大ヒットとなりました。そして、これに目をつけたのが当時小麦粉から作ったあられを販売していたカルビー。1955年、清水崑さんのかっぱのイラストをパッケージにした「かっぱあられ」を売り出したんです。そして、この「かっぱあられ」を改良して1964年にできたのが「かっぱえびせん」。パッケージのかっぱのイラストはなくなりましたが、「かっぱ」の名前が残ったんです。
かっぱえびせん」は発売直後から大ヒット。発売から40年以上経つ現在でもカルビーの主力商品の一角を担っているそうです。