音楽科の演奏会、この前のモーツァルトづくしの演奏会、と書いていない演奏会がたまってますが、自分の演奏会の曲について書いてなかったので、今日はその話。
広島大学ギタークラブ第41回定期演奏会のプログラムは

1.いつも何度でも   木村弓
2.二人でお茶を    V.ユーマンズ
3.Brazilian Soul  R.ジナタリ
4.CAVATINA  S.マイヤーズ
5.パイナップル ラグ S.ジョプリン
6.不良少年      武満徹
7.コーヒールンバ   J.マンソ
8.リベルタンゴ    A.ピアソラ
9.カントリーロード  B.ダノフ他
10.花祭り      E.サルディバル
11.イン・ザ・ムード J.ガーランド
12.12番街のラグ  E.J.ボーマン
13.Jongo P.ベリナティ
14.エル・チョクロ  A.ビジョルド
15.愛の挨拶     E.エルガー
16.花のワルツ    チャイコフスキー
17.カノン      J.パッヘルベル

僕が出たのは、5,6,16、17、ですね。以下、簡単な解説。

・パイナップル ラグ
スコット・ジョプリン(1868-1917)のラグタイムのギター三重奏バージョン。ラグタイムってのは19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカで流行した音楽ですね。もとは黒人のノリの音楽で、シンコペーションの強調をその特徴としています。この曲は確か車のCMに使われていたはず。何の車か忘れたけど。笑

・不良少年
日本を代表する作曲家、武満徹さん(1930-1996)のギター三重奏作品。後に二重奏にも編曲されて、村治佳織さんも録音されてますね。この「不良少年」は1961年に公開された羽仁進監督の映画「不良少年」のために作曲されました。武満さんは映画音楽も多く手がけられていますね。ちなみに僕は昔不良少年でした。笑

・花のワルツ
チャイコフスキー(1840-1893)のバレエ、「くるみ割り人形」の中の曲です。このバレエのあらすじは、クリスマス・イブにくるみ割り人形をもらった少女の夢の中に王子に変身した人形が現れ、少女を連れてお菓子の国へ行き、そこで様々な踊りが繰り広げられる・・・みたいなかんじだったはず。笑。今回演奏したのは、ロサンゼルスギターカルテット、通称LAGQの演奏するギター四重奏バージョン。これがめっちゃかっこいいんだ。難しいけど。

・カノン
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706)の有名なカノン。アルペジオとベースの上で3つのパートがメロディーを輪唱します。小学校の教材にも使われて、教育実習のときに6年を担当した友人がやってましたね。僕たちギター部では引退する3年生が演奏会の最後に演奏するんです。僕も、これを弾くとグッとくるものがありましたね。