今日は実習のために大学の実験室で「もののかさと温度」の実験をやりました。
理科は小・中学校では好きな教科でしたね。高校で取ってた生物は好きじゃなかったけど。高校の時の生物の先生はなかなか熱心な方で、僕たちに、カイコの飼育とカイコによる実験または観察を課したんですよ。それがめっちゃしんどかった。
いったいどこから取り寄せるのか、次から次へとカイコの卵がやって来て、孵化した幼虫に餌をあげたり、飼育箱の清掃をしたりしてました。夏休み中もさ。それがまた、カイコの数がハンパじゃないんだ。何百匹ってカイコがうじゃうじゃしてて。あれで一気に虫がだめになったね。
まぁ、飼育はなんとかやってたんだけど、もっとひどかったのが実験でね。カイコを題材に自分で好きなテーマを持って実験するんですよ。(好きなテーマって言っても、カイコを題材にって時点でかなり限定されてる気がするけど・・・)僕は最初カイコの呼吸商(吸った酸素と吐いた二酸化炭素の比を調べることでその生物の体内での物質の燃焼のしかたを調べるってやつ・・・だった気がする)を調べようとして、生きたカイコのビン詰めを作りました。30匹くらいのカイコが狭いビンの中でうじゃうじゃしてる姿はそりゃ気の毒なものでしたよ。それでも、僕の実験はまだ平和な方です。ここにはとても書けないような残酷な実験をやった人もいましたからね。あんなことやって、教育的に良かったのか疑問です。
しかも、そうやって多くのカイコの犠牲と生徒の苦労によって書かれたレポートを、うちの先生は紛失したからね。ひどい話だ。ちなみに当時(今も)不真面目人間だった僕は提出が遅れており、難を逃れました。あの時は、「あぁ、真面目な人が損をすることもあるんだなぁ・・・。」とせつない気分を味わったものです。
その実験に比べたら、今日の実験は楽しかったですよ。空気や水の温度が上がると体積は膨張し、温度が下がると収縮するってやつなんだけど。今日は教科書に無い、空気や水以外の身近な物質についても実験しました。これもとてもおもしろかったですね。
さて、ここで問題です。次に挙げる液体の中で加熱によって最も体積が増加するのはどれでしょう?
1.コカコーラ
2.Qoo
3.ジョージア
さぁ、どれだ?もちろん、こいつが他のものより増えるのにはちゃんと理由があります。